主催者等挨拶
 本年9月、北海道で「世界津波の日」高校生サミットを開催します。

2015年12月に国連総会で制定された「世界津波の日」(11月5日)は、1854年、安政元年に起きた安政南海大地震の際、伝統的知識から津波の到来を察知した一人の村人、濱口梧陵が稲むらに火をつけて人々を高台に誘導し、多くの命を救ったという「稲むらの火」の故事にちなんでいます。

そして、この「世界津波の日」の制定を機に、翌2016年から世界各国の高校生が津波の脅威とその対策を学ぶ「『世界津波の日』高校生サミット」が高知、沖縄、和歌山の各県で順次開催されてきました。

北海道は、雄大な自然やおいしい食、アイヌ文化をはじめとする独自の歴史・文化など多彩な魅力に満ちており、毎年、国内外から多くの方々に訪問いただいていますが、時として地震や津波、火山噴火、暴風雪など自然の脅威にさらされてきました。

1993年の北海道南西沖地震や2000年の有珠山噴火、そして昨年、2018年の北海道胆振東部地震など、大規模な災害が発生する都度、甚大な被害を受けてきた私たちには、こうした災害から得られた知見を活かして防災・減災の取組を進めるとともに、次代を担う若者に災害の記憶を教訓として伝承していく責任があります。

世界各国、日本各地からこのサミットに参加される高校生の皆さんには、サミットを通じて過去の災害から、生命の大切さや今後への備えを学ぶことはもとより、互いの「きずな」を深めていただき、将来、それぞれの国や地域において防災リーダーとしてご活躍されることを心より期待しています。

「世界津波の日」高校生サミットは、次代を担う世界の高校生が一堂に会し、防災・減災、復興などについて理解を深めることを目的に、自然災害から命を守り、「より良い復興」に向け、何をするべきか、何ができるかを話し合い、共有することを通して、世界各国の相互理解とネットワークの輪を広める、大変意義のある取組です。

今年、北海道で開催する高校生サミットは、国内外から400名以上のの高校生が参加し、過去最大規模となります。北海道からは17校が参加し、2名の生徒がサミット議長を務めるとともに、サミットの司会進行やアトラクション、スタディツアーなどにおいて、道内の学校の生徒たちが、海外や道外からの皆様を歓迎します。国際的な視野を広げることのできる貴重な機会であり、お互いの親交を深めていただきたいと思います。

高校生サミットでは、「知識を得る(過去の教訓の伝承)」、「意識を高める(災害への備えと迅速な避難)」及び「復興に向け共に行動する(社会貢献や被災当事者と支援者の視点)」という3つの観点から、今後、自分たちが取り組むことを提案し、それらが北海道サミットに参加する高校生によってとりまとめられ、世界に発信されます。

こうした成果が、参加する世界の高校生の決意として、国や地域を問わず世界の高校生に引き継がれることで、世界中で津波の脅威についての関心が一層高まり、自然災害から命を守る対策が更に進むきっかけになることを、心から期待しております。

 北海道札幌国際情報高等学校2年、井戸 静星(いど しずほ)です。

 4回目の開催となる今回の「世界津波の日」高校生サミットには、これまでで最大規模となる約400名の高校生が集まります。言語、宗教、住む地域が異なる高校生が、防災について、そして将来について語り合う2日間はかけがえのない貴重な時間になると信じています。

 今回のサミットでの経験が一人一人の将来につながり、実際にアクションを起こすことが出来る有意義なものになるよう、皆さんと一緒にこのサミットを作っていきたいと思います。

 北海道には、動植物、海の幸、山の幸と、豊かな自然が広がっています。ぜひ「北の大地」北海道の自然を満喫してください!今回のサミットが、北海道の魅力の再発見につながることを祈っています。

 共に学び、共に考え、アクションを起こしましょう!皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

札幌日本大学高等学校1年、桐越 航(きりこし わたる)です。

過去3回の「世界津波の日」高校生サミットでは、自然災害が起きた時にどう対処するべきかが重点的に話し合われてきましたが、今回のサミットでは、これまでの成果を土台に、議論の内容を世界に発信するという部分を強化したいと考えています。

私たち高校生は若く活力に溢れています。そんな高校生が世界中から北海道に集まり、災害について議論し、国境を超えた繋がりを持ちます。

参加者には、北海道で起きた南西沖地震をベースに防災・減災の取組を学んだり、色々な国の異なる視点や考え方を知り、新たな解決策の糸口を見つけてほしいです。そしてサミットでの議論を持ち帰り、その地域に合った新しい対策を打ちだしてくれることを期待します。世界中の高校生の中に一人でも多く防災・減災に対する意識や知識を持つ人がいれば、その人を拠点に地域全体に災害の意識が広がると思います。

私たちが国際色豊かな一枚岩となり、このサミットに参加した高校生全員がそれぞれの国・地域の防災リーダーとして、北海道サミットの成果を発信する年にしていきましょう。

  1. 一般観覧のお申込みを開始しました。
  2. 総合司会のページを更新しました。
  3. 事前交流サイトのページを更新しました。
  4. 2019年6月17日(月)に東京都内で「世界津波の日」2019高校生サミット in 北海道の記者会見...
  5. 「世界津波の日」2019高校生サミットin北海道のホームページを公開しました。